Kyoto Shimbun 1998.8.5

“7メートルの勇気”湖面に挑む

岸壁に突き出た竿の先端から、若者が
勢いよく湖面に飛び降りる姿は豪快だ
(滋賀県近江八幡市白王町・伊崎寺)

 岸壁から湖上に突き出た長さ約十三メートルの角材。その先端から下帯や水着の若者が、七メートル下の湖面に元気よく飛び降りる。強い日差しのもと、水しぶきをあげ豪快にダイビングする姿に、観光船の見物客らから盛んな拍手が送られた。

 滋賀県近江八幡市白王町の天台宗伊崎寺に伝わる伝統行事「伊崎の竿(さお)飛び」が今年も二日、同寺裏の湖岸で行われた。

 比叡山の荒行、千日回峰行の創始者相応和尚ゆかりの修行場で知られる伊崎寺。竿飛びは、地元の青年たちの成人への通過儀礼的意味合いの濃い行事で、一時は後継者難も伝えられた。しかし最近は、寺に合宿中の大学ラグビー部員や女性の参加も目立ち、新たなにぎわいを見せている。


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