Kyoto Shimbun 1999.8.31



千 本 座
(京都市上京区)

 1901(明治34)年、千本通一条上ルに「千本座」が誕生した。

 当初は大野座といい、上七軒の芸妓の義太夫や演芸小屋だったが、座長の牧野省三が、岡山から旅芝居の役者だった尾上松之助をスカウト。

 劇場映画
  発祥の地

 彼を主演にした映画製作に乗り出し、忍者やチャンバラ映画が大ヒット。「目玉の松ちゃん」の名で親しまれて映画スター第1号となり、日本の劇場映画の発祥地となった。

 千本座は戦後、千本日活と改称。周囲にも北野劇場や西陣大映、昭和館など邦画5社の封切館や洋画館がひしめき、西陣京極一帯は映画の街として栄えた。

 しかし、千本座跡はいま、大手生活雑貨店とマンションが同居、千本通からも映画館が消え、映画街の面影は見えない。


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