男子に交じって少年野球

  遊びで始めミニバスに熱中


 北川智奈美さん(アイシンAWバスケットボール部・愛知県)


 右足首に鈍い痛みを感じました。園部スポ少ミニバスケットボールクラブの練習でB&G体育館に来て、外で遊んでいた時です。結果は、はく離骨折。半ギプスで母に背負われて帰宅しましたが、12月末の府大会まで2週間しかありません。

 主将は東野真衣子さんで、川辺小6年の私が副主将。園部小の高橋千暁(現新原)先生の指導で、土日を中心に1対1やハンドリングを一生懸命練習しました。自宅でも父が作ったゴールポストでシュート練習を反復し、道を歩きながらボールで練習しました。

 幸いけがの治りは早く、準々決勝の途中から出場。面白いようにシュートが決まりました。決勝は6点差で敗れ、準優勝。出場権を得た1月の近畿大会は、阪神大震災で中止になりました。

 ミニバスを始めたのは、川辺小の同級生だった垣村翠さんの誘い。町内全域からうまい子どもが集まっていましたが、初めは遊び感覚でした。ドリブルなどの上達が自分でもわかるようになり、次第に熱中するようになりました。

北川さんは社会人1年目から活躍、W1リーグで「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた(2004年3月2日・東京都代々木第2体育館)
 府大会での活躍が認められたのか、京都光華中への進学を勧められました。受験はまったく考えていなかったので、年明けから必死で勉強しました。担任の大槻誠司先生(現和知小)に放課後、つきっきりで勉強を教えてもらえたので主将の東野さんと2人、無事合格できました。

 朝7時すぎにJR山陰線に乗り、車内では2人でおしゃべりしたり、寝たり、試験勉強も。中学でも東野さんと私で主将・副主将コンビでした。

 もともと男の子と一緒に外で遊ぶのが大好きで、少年野球の川辺ライオンズにもただ一人の女子として入団。投手もやりました。父と大堰川でバス釣りをしたり、鉄橋の下の岩から川に飛び込んで泳ぎました。大雪が降り、小学校でゴジラを作って大騒ぎしたことも懐かしい思い出です。

 高校から園部を離れましたが、激しい試合が続いた時は口丹波に帰りたくなります。何があるわけではないけれど、道端の何げない雑草にさえ、癒やされるんです。

 昨年はユニバーシアードの日本代表にも選出されました。今は、チームがWリーグに昇格できるよう練習に励んでいます。もっとスタミナをつけ、1日でも長くプレーを続けたいと思っています。(2004.7.18 掲載)

 きたがわ・ちなみ  1983年園部町生まれ。川辺小を経て京都光華中、大阪薫英女学院高、大阪薫英女子短大卒。全国高校選抜大会準優勝、インカレ4強。U―24日本代表として03年の韓国ユニバーシアード出場。03年アイシン・エィ・ダブリュ入社、W1リーグで活躍。生技管理部所属。愛知県安城市在住。

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