京都新聞
紙面特集


久保修 切り絵の世界
 -紙のジャポニスム-
美術館「えき」KYOTO

「USUZUMI桜」

くっきり 光と影

 さまざまな素材を組み合わせたミクストメディア(混合技法)を用いる切り絵画家久保修(しゅう)さんの展覧会「久保修 切り絵の世界-紙のジャポニスム」が9日、京都市下京区の美術館「えき」KYOTOで始まる。

 久保さんは山口県美祢(みね)市生まれ。大学在学中に切り絵に出会い、独学で制作に励んだ。和紙にパステルやアクリル絵の具で着色し、布や砂といった素材を取り入れるなど、独自の技法で質感や立体感、遠近感を表現し、線の太さによって生み出される光と影が作品に独特の情緒や力強さを与えている。

 本展では、木々の中に浮かぶ清水の舞台や通り雨に打たれる町家などの情景を切り取った作品を展示。二十四節気に沿って、春を迎えて大きく育ったタケノコやみずみずしいアスパラガスなど食物の生命力あふれる様子を表現した作品もそろっている。


「筍」
「春爛漫」
「甘鯛」
「通り雨」
「アスパラガス」
案内
■会   期3月9日(土)~4月7日(日) 会期中無休
■開 館 時 間午前10時~午後8時(入館は閉館30分前まで)
■会   場美術館「えき」KYOTO
(京都市下京区、ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
■入 館 料一般800円(600円)、高大生600円(400円)、小中生400円(200円)
※かっこ内は前売および障害者手帳提示の人と同伴者1人。
■主   催美術館「えき」KYOTO、京都新聞
■ギャラリートーク3月9、10、24、25日の午前11時、午後1時半、午後3時と、23日の午後1時半、午後3時、
久保さんによる解説あり(入館券が必要)。
■問い合わせジェイアール京都伊勢丹 075(352)1111
【2019年3月8日付京都新聞朝刊掲載】