(二の一)



 誓願寺

 寺伝によると、天智天皇が奈良に創建し、後に京都に移り、天正年間(1573〜92)に現在地に落ち着いた。江戸時代の初期、この寺のお坊さんだった安楽庵策伝は、時の京都所司代・板倉重宗の面前で数々の笑い話を語ったといわれ、さしずめ落語の生みの親といったところ。




 四条道場金蓮寺

 錦小路と四条通の間にあった時宗の修行の道場で、四条に面していたことから「四条道場」と呼ばれた。ここでは踊り念仏が盛んに行われていたが、後には多くの群衆相手の道場芝居が行われた。境内には芝居小屋が建ち並んでいたといわれ、既に繁華街の雰囲気を 持っていた。金蓮寺は大正時代に移転するが、現在の「染殿院」はかつての塔頭で、安産に御利益がある。


▼次を巡る▼