読者写真コンテスト「京滋の130景」第四回結果

 例年より早く落ち葉が舞い、晩秋を楽しむ間もなく、季節は一足飛びに冬入りしたようです。朝晩もすっかり寒くなり、熱かんとおでんに誘われる時季になりました。
 美しい紅葉が楽しめる期間は短かったとは言え、応募作品には、秋色が画面いっぱいに表現された力作が並びました。その中から13点を選ぶのは、大変悩ましい作業になりました。
 また、錦秋の風景ばかりでなく、祭りや朝夕に自然が織りなす雄大な景色など、一枚の写真にかける皆さまの強い思いが伝わりました。惜しくも選外にはなりましたが、わずかの差しかなかった作品も数多くありました。ちょっとした光の使い方やアングルの妙で作品は印象を変えます。シャッター以前のひと工夫が大切です。
 次回は、まさに厳冬。現象としては、雪や氷の出番です。しかし、お正月の行事、ラグビーやサッカーそして駅伝など冬のスポーツもめじろ押しです。行事やスポーツをどう景色としてとらえるか。腕の見せ所ですね。
 年末年始のお出かけにも、カメラは忘れずに。
 良いお年を…。
(写真映像部長 吉田清貴)

最優秀賞 「天空の秋」(高島市朽木小入谷)上前圀夫
デジカメ、18〜200ミリ、F13、3.2秒、ISO100
【評】定番と言えば定番ですが、雄大な雲海の写真には魅了させられます。この一枚を撮るために、何年も同じ場所に足を運ぶ人もいるそうです。連なる山並みの流れに、悠久の時を感じます。
優秀賞(東映太秦映画村賞) 「火祭」(京都市左京区鞍馬) 永井克哉
デジカメ、10〜24ミリ、F4・5、5分の1、ISO800
【評】勇壮な鞍馬の火祭り。舞い上がる火の粉が、画面に緊張感と動感を与え、男たちの祭りに対する心意気が伝わります。
優秀賞(前進座賞) 「興正寺黄昏」京都市下京区・堀川通七条付近 村田寛明
デジカメ、18〜200ミリ、プログラムオート、ISO400
【評】燃える夕日に浮かび上がる伽藍(がらん)と、帰宅を急ぐ車の列。非日常と日常のコントラスト。不思議な作品に仕上がりました。
以下佳作
「宵の拝観」(右京区・神護寺) 梅原隆
「秋を浮かべる」(左京区・南禅寺塔頭天授庵) 藤田利夫
「岩肌の秋」(右京区・清滝〜保津峡間) 塩見芳隆
「秋空に駆ける」(右京区北嵯峨) 藤田純子
「ふるさと」(滋賀県多賀町) 小林伊三夫
「月光の琵琶湖大橋」(大津市今堅田) 大町誠一
「金色揚々」(北区・岩戸落葉神社) 入江勉
「秋の近江富士」(大津市) 吉田信介
「源氏ロマン」(宇治市・宇治川塔の島) 深井征子
「幽玄の大堰川」(右京区・嵐山渡月橋付近) 北村茂信
(敬称略)

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