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 京都新聞は、観光都市京都のパワーアップを目指して企画「観光・京都おもしろ宣言」をスタートさせました。人々の価値観はいま、物の豊かさから心の豊かさに移りつつあります。京のまちは伝統、歴史、自然環境と、どこを取っても格別な魅力をたたえてきました。京都新聞はそうした魅力に光を当て、京都を元気にする紙面を多彩に展開するとともに、フォーラムやイベントの開催、伝統文化体験の案内など、さまざまな「おもしろ」企画を発信していきます。

まちなかミュージアム

 京都の奥深さは、美術館や博物館の多彩さからも実感できる。公設ミュージアム以外に、社寺や大学にも貴重な宝物の展示施設がある。和菓子や西陣織など特産品を紹介する民設館も多い。そんな中、こだわりを感じさせるまちなかのミュージアムを訪ねた。

 

雅楽器博物館

 笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、横笛を一家で代々作っている雅楽器師の山田全一さん(72)が自宅工房に併設している。山田さんの作品をはじめ、琵琶や琴、楽太鼓など70点を展示。「これだけの雅楽器を一堂に見られるのは全国唯一。雅楽の魅力を体感してほしい」(山田さん)という。音色を実際に聞いたり、演奏体験もでき、著名な音楽家が訪れることも。午前10時−午後5時。入館は大人700円。中京区西小路通御池上ル二筋目西入ル角。10日前までに同館TEL075(802)2505に予約を。

京都井伊美術館

 祇園のお茶屋を改装した個人美術館で、甲冑(かっちゅう)や刀剣などの古武具を間近で見ることができる。井伊直政の子孫でもある館長の井伊達夫さん(63)が収集品を展示しており、11月末までの特別展「井伊の赤備と武具」では、直政初陣の兜(かぶと)など100点を出品している。入館料(1500円)とは別に1500円を払えば、鎧(よろい)兜の試着もでき、海外の有名俳優も訪れて、記念撮影をしたという。午後1時−午後5時。東山区花見小路四条下ル4丁目小松町564TEL075(525)3921。

フィギュア博物館

 銀河鉄道999や北斗の拳、ガンダムなど人気アニメキャラクターの人形(フィギュア)が一通りそろう。昨年1月にオープンし、館長の大西良昌さん(37)が収集した1万5千体のうち、6千点を入れ替えながら展示している。京都ゆかりの新選組など幕末物や戦国物もある。「日本のアニメや特撮は世界に誇る文化。それを立体的に精巧に作り込んだフィギュアは奧が深い」と大西館長。入館料は中学生以上500円。月曜休館。下京区四条通堀川東入ル TEL075(241)4561。

プロレス美術館

 プロレスファン歴30年余の湯沢利彦さん(42)が自宅2階に開設し、無料で公開している。アンドレ・ザ・ジャイアントが履いた十八文のシューズ、アントニオ猪木が墨書した「書き初め」、獣神サンダーライガーやブッチャーのコスチュームなどファン必見の名品や珍品を所狭しと展示している。総合格闘技がブームの中、あえてプロレス愛を貫く湯沢さんを慕って、有名タレントも多数立ち寄っている。入館には予約が必要。左京区高野清水町55。携帯電話090(1677)2000。



[京都新聞 2006年3月31日掲載]