千葉(豊田自動織機)現役引退へ
「北海道」でマラソンに区切り

北海道マラソンを最後に現役引退の意向を表明した千葉真子=25日午後、札幌市  

  女子マラソンで2003年世界選手権(パリ)銅メダルの 千葉真子 (三〇)=豊田自動織機=が2006年8月25日、札幌市内での北海道マラソン(27日)に向けた記者会見の席上で「頑張るマラソンにひと区切りする決意をしました」と話し、今回のマラソンを最後に第一線から退く意向を表明した。

  今回の北海道は来夏の世界選手権(大阪)女子代表選考会を兼ねるが、関係者によると結果を問わず、競技生活から退くという。理由については「今、話すと張り詰めた気持ちがゴールまで持たない」とレース終了まで明言しない姿勢を示した。

  千葉は京都・立命館宇治高から旭化成入り。一万メートルで1996年アトランタ五輪5位入賞。97年世界選手権(アテネ)は銅メダルを獲得した。その後はマラソン転向を目指したが故障が続き、24歳だった2000年末に現役引退、旭化成退社を発表した。

  だが01年初めに引退を撤回し、騒動の末、小出義雄氏が設立した佐倉AC入り。マラソンで復活を遂げたが、05年2月からは独力で競技を続けていた。

■唐突な宣言 理由語らず

  7月に30歳になった「千葉ちゃん」の事実上の「引退」宣言は、唐突だった。

  北海道マラソンに向けた記者会見が順調に終了。ほかの選手が退席するのを見送り、千葉は「わたしに2分間だけください」と司会者に了解をとると「頑張るマラソンにひと区切りをつける決意をしました」。いつもの甲高い声のトーンを抑えめに、神妙な表情できっぱりと切り出した。

  旭化成時代はトラックで輝かしい成績を残したがマラソン転向に”失敗“。一度は引退を表明し、2001年1月に退社。だが引退を撤回して小出義雄氏の門下に入り、03年世界選手権の銅メダル獲得につなげた。現在は独力で競技を続け、積極的に市民レースに参加して交流を深め、独自のポジションを築いてきた。

  過去マラソンでは3度優勝。いずれも北海道で、北海道は出場レースすべてが優勝という思い出の詰まった舞台だ。この日は第一線から退く理由は明らかにはしなかったが、大会3連覇を目指し「最後まで全力を尽くしてゴールしたい」と有終の美を飾るつもりでいる。


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