未来のトップ選手 成長 サンガU―15 日本クラブユース優勝 12月開幕 全日本ユース照準

 8月19日に行われたサッカーの第22回日本クラブユース選手権(U−15)大会決勝で、京都サンガFC・U−15が延長の末に1−0で東京Vジュニアユースを下し、8年ぶり2度目の優勝を飾った。15歳以下の中学生年代のクラブチームの頂点に立ち、イレブンは「次は中体連所属チームも含めた全国制覇」と12月の高円宮杯全日本ユース選手権に向けて意気込んでいる。

日本クラブユースサッカー選手権(U―15)で優勝したサンガU―15の選手たち。中央が大会のMVPと得点王に輝いたFW宮吉(9)=サンガ東城陽人工芝グラウンド
 サンガは4チームによる予選リーグを3戦全勝で突破した後、決勝トーナメント1回戦でF東京むさしに6−1と圧勝、準々決勝では磐田に3−0、準決勝で清水に3−1と勝ち進んだ。決勝は、昨年のJFAプレミア杯(U−14)の決勝で敗れて世界大会への切符を譲った因縁の相手である東京Vと対戦。猛攻に耐えて0−0のまま延長入りし、FW宮吉拓実の決勝ゴールで栄冠を勝ち取った。副将のDF梅田考也は「東京Vに無失点で勝てたのは自信になる」と喜ぶ。

 元サンガ選手の川勝博康監督は「大会直前に主力3人が故障などで離脱したが、控え選手が良く頑張った。ピッチ内外で一つになれた勝利だ」と、チームの結束の高さを強調した。

 FW宮吉は大会MVPと通算9ゴールの得点王をダブル受賞。172センチのストライカーは「(V弾は)劣勢のときに守備陣がよく守ってくれたから生まれた。得点王より優勝がうれしい」。クロスに合わせるシュート技術は「プロでも通用する」(川勝監督)ホープで、U−15日本代表にも選出された。

 サンガU−15の指導方針は、個人技術と戦術理解の徹底に加え、川勝監督は「試合中に何も指示しなくても済むのが理想」と判断力の向上を重視する。当面の成績だけでなく、個人の才能を大きく伸ばすことがJリーグの選手育成組織としての狙いだ。GK村下達郎とFW石黒拓也がJリーグ選抜U−15ブラジル遠征、MF山田俊毅がJFA選抜U−14韓国遠征に参加するなど将来性豊かな選手は多い。育成型クラブへの転換を図るサンガの下部組織に未来のトップ選手が確実に育ちつつある。

(2007年8月29日付け記事)


京都サンガFC 8年ぶりの優勝 クラブユース

 サッカーの第22回クラブユース選手権(U−15)最終日は2007年8月19日、福島県のJヴィレッジで決勝を行い、京都サンガFC・U15が東京ヴェルディジュニアユースを1−0で破り、8年ぶり2度目の優勝を飾った。

 0−0のまま延長入りしたが、サンガは延長前半に宮吉がゴールを決め、延長後半の東京Vの反撃を抑えて勝った。

 サンガの宮吉拓実がMVP(最優秀選手)と得点王(9得点)に選ばれた。優秀選手にはサンガから宮吉をはじめ、村下達郎、山田俊毅、駒井善成、伊藤優汰の計5人が選ばれた。


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