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縄文晩期の竪穴住居出土 京都・城陽の遺跡で市内初

縄文晩期の竪穴住居跡を示す市教委職員+(城陽市富野・小樋尻遺跡)
縄文晩期の竪穴住居跡を示す市教委職員+(城陽市富野・小樋尻遺跡)

 京都府城陽市教委は10日、同市富野の小樋尻遺跡で、市内で初めて縄文晩期(2300~3千年前)の集落跡を確認した、と発表した。他時代の集落跡や耕作地跡も見つかり、「各時代の平野部の土地利用を知る貴重な資料」としている。

 同遺跡は1996年に確認され、今回は市消防本部の移転先約3500平方メートルを調査した。縄文晩期の竪穴住居跡は2棟で、直径6・5メートルと同5メートルの円形。縄文土器片や遺体を埋葬したとみられるかめなどが出土した。近くの丘陵地にある森山遺跡では縄文後期(4千年前)の住居跡が確認されているが、市内平野部では今回が最古という。

 古墳前後期、飛鳥、奈良など各時代の集落跡も見つかり、いずれも周囲の湿地より高い土地を活用していた。以降の集落跡遺構は発見されず、盛り上げた土地の形状から、遅くとも中世からは耕作地として用いられたとみている。

 市教委は「一帯には小規模な集落が点在していたのではないか。現代につながる平野部の人々の営みが垣間見える」としている。

 13日午後1時から現地説明会を開く。小雨決行。場所は市消防本部の南約160メートル。問い合わせは市教委文化財係0774(56)4049。

【 2018年01月11日 09時30分 】

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