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京都・丹後産品、ブランド認定で支援 いわし鮨や焼き鯖すし

「宮津遺産」に認定されたいわし鮨
「宮津遺産」に認定されたいわし鮨

 京都府丹後地域で地元産品を内外にアピールするため、官民でブランド認定して人気産品に育てようとする動きがある。海の幸の加工品を中心に、地元「一押し」商品と銘打つことで事業者の販路拡大を支援している。

 「自信を持って世に出していける。商品が成長し、全国に名をはせることを祈る」。19日に開催された「宮津遺産」認定証授与式。主催する宮津農水商工観連携会議の余田光基会長(宮津商工会議所副会頭)が力を込めた。同会議は市や商議所などで構成。遺産認定は2016年に続き今回が第2弾だ。

 認定品は丹盛の「いわし鮨(ずし)」、料亭ふみやの「焼き鯖(さば)すし」、後藤商店の「乾燥ナマコ」と「干しこのわた」の4品。いずれも宮津に縁があり地元で作られている名物だ。

 いわし鮨が誕生したのは宮津湾にイワシが大量に水揚げされていた1986年。商議所が取り組んだ「宮津市村おこし事業」の一環で、丹盛の安達稔社長(72)が考案した。マイワシを三枚におろし、薄塩をして軽く酢でしめる。安達社長は「近畿一円に発送しているが、認定を機に知名度が上がることを期待したい。宮津遺産の名に恥じないよう励む」と意気込む。

 宮津遺産は市民推薦であることが特徴だ。推薦を受けて事業者が申請、専門家らが審査する。初回は232件の推薦から19件の申請があり、竹中罐詰(かんづめ)のオイルサーディンなど5品が認定。今回は推薦126件のうち4社5品が審査された。

 一堂に展示販売する場がないなど課題も多いが、同会議では冊子やホームページなどで認定品をPRする。余田会長は「『メードイン宮津』の商品で『外貨』を稼ぐことができるよう、販路開拓を支援したい」といい、継続できる認定制度を目指す。

 丹後地域のブランド認定制度として定着しているのが、丹後地域地場産業振興センター(京丹後市網野町)が手掛ける丹後ブランド商品「Tango Good Goods(タンゴ・グッド・グッズ)」だ。宮津、京丹後、伊根、与謝野の4市町の商品が対象で1999年度にスタート。19回目の2017年は105品を認定。このうち「ハーブへしこ寿司(ずし)」など6品を優秀産品に選んだ。

 認定商品はカタログに掲載されるほか、統一ロゴマークを商品に使用できる。また、認定業者は「京都丹後ブランド産品会」に入会できる。

 同会は今年も大阪や名古屋など大都市の催事でブランド商品を販売しており、同センターは「共同で消費者に直接販売する機会もある。販路拡大へのきっかけにしてもらいたい」とブランド認定制度のうりを強調する。

【 2018年02月25日 17時30分 】

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