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京都遺産第2弾に3件認定 水の文化、京町家、明治の近代化

新たに「京都遺産」に選ばれた琵琶湖疏水の一部、南禅寺水路閣(京都市左京区南禅寺福地町)
新たに「京都遺産」に選ばれた琵琶湖疏水の一部、南禅寺水路閣(京都市左京区南禅寺福地町)

 京都市は、市内にある有形・無形の文化遺産を集合体として認定する「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産」(京都遺産)で、第2弾となる「千年の都の水の文化」「京町家とその暮らしの文化」「明治の近代化への歩み」の3件を選んだ。

 水の文化は「水害と闘いながらも、水の恩恵と用水技術により暮らしを育んできた」として、かつては暴れ川で「天下三不如意」とも称された鴨川のほか、茶の湯文化、伏流水を生かした清酒造りを構成資産とした。

 京町家では、江戸時代の大名の宿舎や商家、花街の揚屋として使われた多様な木造建築に加え、景観をなす路地や、暮らしの中ではぐくまれた朝の打ち水といった習慣も含めた。

 明治の近代化では、都の地位を失った後、先人が取り組んできたまちづくりと関連する遺産に焦点を当てる。住民の寄付で自治組織「番組(町組)」ごとに設けた小学校、水や電力を供給してきた琵琶湖疏水を具体例に挙げる。

 京都遺産は市独自の制度で、固有の文化や遺産に加え、支える人や技、精神性にも着目し、認定している。2017年度に第1弾の3件として、「北野・西陣の伝統文化」「庭園文化」「火の信仰と祭り」を選んでいる。

 市は保全や観光周遊に役立ててもらうため、ホームページや冊子で情報発信する。本年度はさらに2件ほどを認定する。

【 2018年05月24日 11時53分 】

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