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文化財の住宅、障害者働く飲食店に 京都・長岡京

「なかの邸」開店を前に、公開された国登録有形文化財「中野家住宅」。趣深い空間で夜の飲食を楽しめるようになる(長岡京市調子1丁目)
「なかの邸」開店を前に、公開された国登録有形文化財「中野家住宅」。趣深い空間で夜の飲食を楽しめるようになる(長岡京市調子1丁目)

 障害者支援に取り組む一般社団法人「暮らしランプ」(向日市)などはこのほど、京都府長岡京市調子1丁目の国登録有形文化財「中野家住宅」で11月、飲食店「なかの邸」を始めると発表した。店スタッフの障害者へ就労支援施設の平均を大幅に上回る工賃を支払うとし、おばんざいや酒の提供で観光の拠点化を目指す。

 江戸末期創建の主屋約190平方メートルのうち、座敷と縁側計約60平方メートルを客間に使う。営業は夜間を予定。地元産野菜を使ったおばんざいや府北部の海産物を用いた茶漬けなどを味わえる。長時間滞在してもらうため、竹箸やコケ玉を作るワークショップも催す。

 就労継続支援B型の施設として同法人が運営。計画では、夜間営業による高収益を見込み、現場で働く障害者10人へ同型施設の平均月額工賃の約2倍に相当する3万円を支払う。将来的に時給単価で最低賃金の水準を目指す、という。

 中野家住宅は長岡京市の所有。法人側で建物や庭を維持管理し、賃料を同市へ支払う。運営には日本財団が約約2400万円を助成する。同法人の森口誠代表理事(34)は「障害者の新たな働き方を提示し、フラットな視点で選ばれる店づくりを目指す」と話した。

【 2018年05月27日 12時30分 】

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