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「話止まらないぐらい元気に」  米で心臓移植、男児の両親会見

心臓移植が成功し、帰国した片坐康祐君。「野球選手になりたい」と話しているという(21日、大阪府吹田市・国立循環器病研究センター)
心臓移植が成功し、帰国した片坐康祐君。「野球選手になりたい」と話しているという(21日、大阪府吹田市・国立循環器病研究センター)

 心臓の筋肉が硬くなって機能が低下する「拘束型心筋症」を患い、米国で心臓移植手術を受けた京都市伏見区の片坐康祐君(7)の両親らが23日、上京区の京都府庁で記者会見し、募金などに協力した支援者やドナーへの感謝の思いを語った。

 康祐君は2014年に同症と診断された。米国での移植手術を決断した両親と、知人らがつくった支援団体「こうちゃんを救う会」のメンバーらが街頭での募金活動などで協力を呼び掛けた。米カリフォルニア州のロマリンダ大小児病院の受け入れが決まり、16年5月に渡米。家族で滞在しながら待機し、今年2月11日に移植を受けた。募金で約1億6千万円集まった。

 会見で父の宏一さん(57)は「多くの方の支援に感謝し、(康祐君と)同じぐらいの年と思われるドナーの冥福を心から祈りたい」と語った。母の美子さん(44)は「本当に移植の日が来るのかと思った時もあった。(康祐君は)今は話し出したら止まらないぐらい元気になった」と涙ながらに振り返った。

 康祐君は米国で野球ファンになり、移植後は「野球選手になりたい」と室内で素振りをするようになったという。今月19日に帰国し、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)に入院している。8月中に退院予定で、小学校に通う準備を進めている。

【 2018年07月23日 23時46分 】

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