出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

ホテル「リッツ」冊子に地元高校生の絵 偶然の出会いきっかけ

描いたみそそぎ川の近くで、表紙に掲載された原画を手にする佐々木さん(中央)とタンさん(右)ら=京都市中京区
描いたみそそぎ川の近くで、表紙に掲載された原画を手にする佐々木さん(中央)とタンさん(右)ら=京都市中京区

 京都市中京区のホテル「ザ・リッツ・カールトン京都」が季節のイベント情報などを紹介する冊子の7~8月号の表紙に、近くの市立銅駝美術工芸高で洋画を学ぶ女子生徒が鴨川沿いの風景を描いた作品が採用された。偶然の出会いがきっかけで、生徒は「今後の励みになる」と喜んでいる。

 同高2年の佐々木綾音さん(17)=京都府亀岡市。学校の課題制作でホテル近くの鴨川西岸で景色を描いていたところ、同ホテルのセールス&マーケティング部長、タン・スタンリーさん(50)の目にとまった。

 鴨川西岸の「みそそぎ川」を中心に植栽やホテルの建物を織り交ぜた絵に、タンさんは「涼感があり、構図もうまい。ホテルの夏用冊子にぴったり」と直感し、銅駝美術工芸高の了承を得て掲載に至った。

 冊子は2014年2月の開業以来、隔月で1500部発行している。客室やレストランに加え、国内外の旅行会社にも置いている。通常はプロの写真を使っているといい、地元関係者の作品は初めて。

 佐々木さんは依頼があった時のことを「偶然絵を見てもらえたのがきっかけなんて、小説のようでびっくりした」と振り返る。完成した冊子を見て「多くの人に見てもらえる機会となり、うれしい。大学でも洋画を続けたいと思っているので、励みになる」と笑顔を見せる。

 タンさんによると、表紙は常連客から「夏らしい絵ですね」と喜ばれるなど好評といい、「外資系のホテルだが地域に根付くことが大事だと考えている。地元とつながりを持つ機会をもらったので、今後も連携を続けていきたい」と話している。

【 2018年08月17日 15時49分 】

ニュース写真

  • 描いたみそそぎ川の近くで、表紙に掲載された原画を手にする佐々木さん(中央)とタンさん(右)ら=京都市中京区
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース