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60年に一度の法要始まる 京都・大覚寺で戊戌開封法会

「戊戌開封法会」が始まり扉が開かれた心経殿(京都市右京区・大覚寺)
「戊戌開封法会」が始まり扉が開かれた心経殿(京都市右京区・大覚寺)

 60年に1度の法要「戊戌(ぼじゅつ)開封法会」が1日、京都市右京区嵯峨の大覚寺(真言宗大覚寺派大本山)で始まった。平安時代に嵯峨天皇が写経した般若心経を納めた心経殿の扉が開かれ、多くの参拝者が訪れた。

 法要は飢饉(ききん)や疫病流行が相次いだことを受け818(弘仁9)年、嵯峨天皇が1字ごとに3度礼拝し写経した故事にちなむ。同年が「戊戌」であったことから鎌倉時代以後、60年ごとに写経の封を解き法要を営んでいる。

 午前10時半、黒沢全紹門跡(81)らが読経する中、僧侶が写経を納めた心経殿の扉を開いた。開封後、高円宮妃久子さまと三女の絢子さまが写経を拝観された。法要終了後には一般の参拝者も見学した。

 同寺の岡村光真執行(52)は「嵯峨天皇は国民が苦しむ様子に心を痛め写経された。今年は天変地異の多い厳しい年となっている。思いを新たにしつつ、多くの参拝者を迎えたい」と話した。11月30日までの期間中、僧侶による伝統的な法要やいけばな嵯峨御流の華道祭などが営まれる。参拝料千円。

【 2018年10月01日 22時48分 】

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