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戦隊レンジャー「ゴミコロリ」 変身して10年活動

戦隊ヒーローに「変身」し、道路や畑に捨てられたごみをこつこつと拾うメンバー(京都市北区)
戦隊ヒーローに「変身」し、道路や畑に捨てられたごみをこつこつと拾うメンバー(京都市北区)

 知的障害者の就労や生活支援に取り組むNPO法人スウィング(京都市北区)が上賀茂地域で続ける清掃活動「ゴミコロリ」が、10周年を迎えた。戦隊レンジャーの格好で月1回「参上」し、子どもたちからも親しまれる。17日に120回目の活動があり、ヒーローたちが腰を曲げて熱心にごみを拾い歩いた。

 活動は、お金や生産性にとらわれない働き方を模索する一環で2008年から始めた。約5年前からは、「ごみ拾いが持つ清らかさ、押しつけがましさを取り払いたい」との思いで、「ゴミブルー」などの戦隊レンジャーにふんするようになった。

 最初は警察に通報されてパトカー3台が駆け付けたり、小さな子どもに泣かれたりもした。だが地道に続けるうちに認知され、多くの住民や子どもたちが声をかけてくれるようになったという。

 17日はスウィングの利用者やスタッフ、近隣の住民ら約30人が参加し、約2時間で10袋以上のごみを拾った。分別が面倒な鉄くずも丁寧に集め、用水路の中のビンも拾い上げた。

 近年は上賀茂地域以外の清掃にも出向いているほか、思いに共感した人が作る「ゴミコロ支部」が海外を含め17拠点に増えるなど、活動は広がりを見せる。同法人の木ノ戸昌幸理事長(41)は「レンジャー姿を大人も子どもも喜んでくれる。今後も地道に続け、一般の人にも多く参加してもらえたら」と話す。

【 2018年10月18日 12時45分 】

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