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おしゃれカフェで伝統工芸を発信 女性起業家が京都に開店

西陣織のポーチや小物などを展示販売し、「伝統工芸と若者をつなげたい」と話す松田さん(京都市上京区・Senbon Lab.)
西陣織のポーチや小物などを展示販売し、「伝統工芸と若者をつなげたい」と話す松田さん(京都市上京区・Senbon Lab.)

 伝統工芸の魅力をさまざまな仕掛けで若者に発信するカフェ「Senbon Lab.(センボン ラボ)」を、若手起業家の女性が京都市上京区千本通一条上ルにオープンさせた。若い女性が好む「キラキラした世界観」と、西陣織などを融合させたおしゃれな空間を生かして、伝統工芸品の消費層を10~20代にまで広げる活動に取り組む。

 手掛けたのは株式会社「APPRE―ART(アプリ・アート)」代表松田沙希さん(23)。立命館大を卒業し、仏パリでオートクチュールの刺しゅう技術を習得後、学生時代から関心を寄せてきた伝統工芸と若者をつなぎたいと起業した。

 伝統工芸に興味のない人も呼び込む空間を意識し、白色を基調とした店内では、西陣織の小物やガラスペンなどを展示・販売する。客が好みのカップを選んで飲み物を注文し、売り上げが作り手に還元される仕組みも取り入れた。

 「インスタ映え」する空間で幅広い層に魅力を発信する一方、工芸に関心の高い若者にとって「学びの場」となるよう、工房見学や職人と語らうイベントも企画する。年内にカフェの活動と連動したウェブメディアを立ち上げるほか、松田さんの刺しゅうの技と伝統工芸を融合させた商品開発も手掛ける。

 松田さんはものづくりの熱量を感じられる場として西陣を選んだといい、「かわいいという高揚感を伝統工芸にも感じてもらえる場にしたい。若者が高級ブランドでなく地場の工芸品を消費する土壌ができれば、伝統産業の現状を変えられる」と意気込む。

 メニューはドリップコーヒー500円など。午前11時半~午後6時。月曜休。075(468)1263。

【 2018年11月22日 12時47分 】

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  • 西陣織のポーチや小物などを展示販売し、「伝統工芸と若者をつなげたい」と話す松田さん(京都市上京区・Senbon Lab.)
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