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西郷どん子役・城さん「菊次郎すごい人」 ゆかりの京都巡る

西郷隆盛のパネル像と並ぶ城さん(京都市東山区・霊山歴史館)
西郷隆盛のパネル像と並ぶ城さん(京都市東山区・霊山歴史館)

 来年9月に京都市で開かれるICOM(国際博物館会議)京都大会を前に、PRの一環で、NHK大河ドラマ「西郷どん」で西郷隆盛の子、西郷菊次郎の少年時代を演じている俳優の城桧吏(じょうかいり)さん(12)がこのほど、京都市を訪れた。京都市は菊次郎が第2代市長を務めたゆかりの地。市内の三つの博物館や美術館を巡り、隆盛や菊次郎の足跡をたどった。

 西郷菊次郎は1861(文久元)年、奄美大島に生まれた。台湾の宜蘭で行政責任者を務めた後、1904(明治37)年、京都市長に就任した。京都の近代化を進める市三大事業として、第二琵琶湖疏水の開削や上水道建設、道路の拡築と市営電気軌道敷設に取り組んだ。

 菊次郎について、城さんは「隆盛は元々、偉い人だと知っていたけど、菊次郎のことはあまり知らなかった。どんな人だろうと思いつつ演じた」。今では「菊次郎はすごい人で、演じさせてもらって本当にうれしい」と話す。

 城さんがはじめに訪れたのは、隆盛に焦点を当てた特別展を開催している「霊山歴史館」(東山区)。会場では、隆盛や幕末の志士ゆかりの品々が並ぶ。新たに見つかった隆盛直筆の漢詩草稿が展示されているコーナーでは「何回も勉強して書いたもので、すごく努力家」などと説明を受けながら、じっくりと見入った。

 続いて、城さんが「今回一番印象に残った」と話す「琵琶湖疏水記念館」(左京区)へ。記念館前に広がるインクライン終点の船溜(だま)りを見て、第二琵琶湖疏水など菊次郎の功績に触れた。

 城さんは「役を演じながら、菊次郎は男らしくて、きっちりしていると思っていた。京都に来たら、いろいろな面で活躍をしていて、とてもすごい人だと思った」と語った。

 最後に、隆盛が使ったと伝わるたらいが残る島原の「角屋もてなしの文化美術館」(下京区)を訪ねた。壁や天井、障子などの細部までさまざまな趣向が凝らされ、座敷に足を踏み入れるたび、「おお」と驚きの声を上げた。

 最後に通された青貝の間では、「もしかしたら(隆盛が)ここに座っていたかもしれない」と思いをはせた。

 城さんは「今日来てみて、京都には歴史ある場所がこんなにたくさんあると分かった。本当にきれいで美しい街だと思う」と話した。

【 2018年12月02日 12時08分 】

ニュース写真

  • 西郷隆盛のパネル像と並ぶ城さん(京都市東山区・霊山歴史館)
  • 「菊次郎はすごい人」と語る城桧吏さん
  • 疏水を見学する城桧吏さん(京都市左京区・琵琶湖疏水記念館)
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