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わらの大蛇作り、無病息災祈る 京都・山科で「二ノ講」

わらで編んだ大蛇を担ぐ住民たち(京都市山科区小山)
わらで編んだ大蛇を担ぐ住民たち(京都市山科区小山)

 わらで編んだ大蛇を祭る「二ノ講」がこのほど、京都市山科区の小山地域一帯で営まれた。住民たちが13メートルの大蛇を担いで川べりまで運び、一年の無病息災を祈った。

 二ノ講は、同地域で鎌倉後期から続く伝統行事。山仕事の村人らを困らせていた大蛇を退治した際、霊を鎮めるためにわらの大蛇を祭ったのが由来とされる。「小山の山の神」として市無形民俗文化財に登録され、毎年2月9日に行われている。

 早朝から住民約15人が小山総合センターに集まり、わらを編んでいった。大きく開いた口を赤色に着色し、目玉に見立てたミカンや、マツやシキミで作った脚を付けて完成。神事の後、竹に巻き付けた大蛇を500メートルほど先の音羽川の堤まで運び、2本の杉の巨木の間に掲げた。

 今年の当番を務めた男性(63)は「天気が心配だったが、無事出来上がって良かった」と話していた。

【 2019年02月12日 20時50分 】

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