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「恩返し」と10億円を芸大移転に寄付 京都市、企業名明かさず

京都市下京区崇仁地域に移転した市立芸術大のイメージ図
京都市下京区崇仁地域に移転した市立芸術大のイメージ図

 京都市内の企業が、市立芸術大(西京区)の下京区崇仁地域への移転を支援するため、市に10億円を寄付したことが4日、分かった。市によると、これほど多額の寄付は近年では例がないといい、全額を移転費に充当する方針。

 市立芸大の移転費は約250億円に上るが、基本的に国や京都府の補助金がなく、約190億円を借金に当たる市債で、残りの約60億円を市の一般財源で賄うことにしている。市の財政状況が厳しいため、市は市内の企業を中心に寄付を呼び掛けている。

 市によると、寄付は企業側から申し出があり、今年1月に受け取った。企業の役員が芸術・文化に関心があり、「普段から京都にお世話になっており、恩返しをしたい」との思いで寄付したという。市は企業側の意向に沿い、企業名を公表していない。

 市は、崇仁地域を含む京都駅周辺を文化芸術都市のシンボルゾーンとしたい考えで、核となる市立芸大の移転事業を2022年度までに完了させる計画だ。

 門川大作市長は「移転事業へ力強いご支援をいただき、感謝する。日本を文化で元気にし、世界からより尊敬される京都を目指して全力で取り組みたい」と話している。

【 2019年03月05日 08時00分 】

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  • 京都市下京区崇仁地域に移転した市立芸術大のイメージ図
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