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清浄華院の一時離脱表明問題、宗務総長の給与削減 浄土宗

浄土宗を離脱する意向を一時表明し、撤回した清浄華院(京都市上京区)
浄土宗を離脱する意向を一時表明し、撤回した清浄華院(京都市上京区)

 浄土宗大本山の清浄華院(しょうじょうけいん)(京都市上京区)が寺院トップの「法主(ほっす)」再任を巡って宗派からの離脱を表明し、その後撤回した問題で、浄土宗の宗議会は最終日の8日、宗務庁(東山区)で本会議を開き、豊岡鐐尓宗務総長(77)の報酬削減を決めた。

 宗議会は今月4日に開会、一般質問では複数議員が清浄華院離脱問題をただしたほか、全員協議会でも離脱問題を話し合った。木村弘文議長は本会議で、協議会について「(法主を決める)推戴委員会が再開されるよう、宗務総長と清浄華院は互いに努力されたいとの意見で一致した」と報告。また、8日の本会議では、清浄華院の吉川文雄執事長(70)が離脱問題で議員に迷惑を掛けたと陳謝した。

 豊岡宗務総長の報酬削減議案は、宗務総長自身が発案。浄土宗では4月から制度改革が行われるため、宗務総長には3月中は給与が、4月以降は年間報酬を分割した毎月支給額が支払われる。削減対象は3月の基本給と4、5月の毎月支給額のそれぞれ30%。賛成多数で可決され、豊岡宗務総長は閉会のあいさつで「宗議会で大本山離脱問題に耳目が集中したのは誠に残念。目指している『存在感のある、光り輝く浄土宗』とはかけ離れた姿で痛恨の極み。責任を強く感じ議案を提出した」と述べた。

 清浄華院の法主を巡っては同院が求める真野龍海氏(96)の再任が認められず、昨年12月27日で任期が切れ不在となっている。今年1月28日に宗派離脱を浄土宗に通知していたが、2月26日に清浄華院は内部の会議を開き、離脱撤回を決めていた。(浅井佳穂)

【 2019年03月08日 17時13分 】

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