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宇治茶の良さ、海外にも 地域おこし協力隊員、魅力を発信

オリジナル商品を手にする内藤さん(宇治田原町湯屋谷・宗円交遊庵やんたん)
オリジナル商品を手にする内藤さん(宇治田原町湯屋谷・宗円交遊庵やんたん)

 ■宇治田原町地域おこし協力隊員 内藤真理子さん(29)

 「最初は、緑茶って熱湯で入れるものだと思っていました」とはにかむ。地域おこし協力隊員として京都府宇治田原町に来て1年余り。永谷宗円が青製煎茶製法を考案した湯屋谷地区の観光施設「宗円交遊庵やんたん」で茶を振る舞い、町の歴史や魅力を発信している。

 徳島市出身。大学時代にフランスに留学、服メーカーに就職してバングラデシュとタイの工場管理をした後、ベトナムで「日本語パートナーズ」として子どもたちに日本文化を紹介した。ニュージーランドも旅をした。

 「いろいろなところで生活したけど、どこもお茶の時間はうれしい、楽しい時間というのが共通してたんです」

 ベトナムでハス茶を手に、知人のおじさんと近況を語り合った。ニュージーランドの人たちは朝と午後のお茶の時間を大切にしていたという。

 日本の抹茶は海外でも知名度があるが、緑茶を知らない人が多かったという。「日本のお茶のよさを、海外の人にも知ってもらいたい」と考えていたとき、緑茶発祥の地の宇治田原で地域おこし協力隊員を募集していると知り、応募した。

 宇治田原の魅力は「人の距離が近いところ」。歩けば「野菜持ってきー」「ちゃんと食べてるか」と声を掛けられる。まちにすっかりなじみ、「水がいいのか、髪と肌の調子もよくなりました」と笑う。

 やんたんで、茶摘み体験などさまざまなイベントを企画して運営している。やんたんオリジナルの新商品として現在考えているのが、味や香りで茶の種類や産地を当てる茶香服(ちゃかぶき)の子ども向けキット。「五感で楽しみながら考える茶香服は、知育にも最適」と内藤さん。茶香服キットを持ってアジアや海外に行き、宇治茶を広めるのが夢だ。同町荒木在住。

【 2019年03月17日 20時57分 】

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