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阪急長岡天神駅周辺を高架化へ 市が基本計画、完成に20年以上

阪急長岡天神駅西側の駅前広場のイメージ。東側駅前広場より大きく、長岡天満宮との関係性を強調する(長岡京市提供)
阪急長岡天神駅西側の駅前広場のイメージ。東側駅前広場より大きく、長岡天満宮との関係性を強調する(長岡京市提供)

 京都府長岡京市はこのほど、阪急長岡天神駅周辺の整備基本計画をまとめた。交通渋滞を解消し、にぎわいのあるまちにするため、阪急京都線を高架化し、駅の東西に広場を設ける。市の中心市街地をつくり変える大掛かりな計画で、関連事業の完成には20年以上の期間が必要と見込まれる。

 計画の対象地域は、同駅北側のアゼリア通、同駅南側の天神通と、東はJR長岡京駅西側を南北に走る府道西京高槻線、西は長岡天満宮沿いの府道大山崎大枝線に囲まれた約0・5平方キロメートル。地元住民や事業者、有識者らでつくる計画策定委員会での議論や、市民アンケートなどを基に市が策定した。

 計画では、線路を高架化して駅の南北にある踏切をなくす。駅の東西に設ける広場のうち、西側にコミュニティーバスやタクシーの乗り場を、東西両側にマイカーの乗降場を配置する。両広場への進入のため、アゼリア、天神の両通りをつなぐ補助幹線道路を東西に1本ずつ整備する。

 このほど市役所で開かれた最終の計画策定委の会議では、中小路健吾市長が「本当にできるのかと言う声もあったが、大きな一歩を踏み出せた。立体交差やまちづくりの各事業の具体化と、市民全体が賛同できるための議論を進めていきたい」とあいさつした。

 市は今後、地権者の意向調査などを行い、府や阪急電鉄とも連携して、立体交差や駅前広場などの整備に必要な事業認可を目指す。

■天神通踏切、拡幅へ協議

 阪急長岡天神駅南側の天神通踏切(長岡京市天神1丁目)について、府は、拡幅に向けた協議を阪急電鉄との間で進めている。同踏切は幅が7・5メートルと狭く、以前から歩行者や自転車の通行に支障が出ており、2020年度末までの拡幅を目指している。

 府道の天神通と阪急京都線が交差する同踏切は、市の阪急長岡天神駅周辺整備基本計画では線路の高架化で廃止されることになっているが、事業の完了までには長期間を要する見込み。このため、高架化までの暫定的な措置として、市は府に拡幅を要望していた。

 踏切の北側に駅構内の線路の管理設備、南側に商業施設がそれぞれ迫っており、拡幅後の幅は最大でも約8メートルにとどまりそうだが、府乙訓土木事務所は「歩行者の動線をスムーズにするため、可能な限りの拡幅を実施したい」としている。

【 2019年04月04日 10時58分 】

ニュース写真

  • 阪急長岡天神駅西側の駅前広場のイメージ。東側駅前広場より大きく、長岡天満宮との関係性を強調する(長岡京市提供)
  • 拡幅が検討されている天神通と阪急京都線が交差する踏切(長岡京市天神1丁目)
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