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がん患者「精神的支えの重要性」を議論 京都でシンポ

がん患者の居場所づくりなどについて話し合うパネリスト(京都市中京区・ハートピア京都)
がん患者の居場所づくりなどについて話し合うパネリスト(京都市中京区・ハートピア京都)

 がん患者団体らでつくる「京都府がん患者団体等連絡協議会」の設立10周年を記念したシンポジウムがこのほど、京都市中京区のハートピア京都で開かれた。患者や医療関係者らが講演やパネルディスカッションを行い、がんの当事者や家族らで支え合う「ピアサポート」の重要性や地域への展開について議論した。

 同協議会は、がん患者の団体やサロンなど府内19団体で構成。がんの経験者やその家族らが患者を精神的に支えるために活動する「ピアサポーター」の養成講座などを行っている。

 京都市地域包括支援センター協議会長で大腸がんを経験した源野勝敏さん(63)=西京区=は「治療中、患者同士が話す機会は少なかった」と振り返り、患者の居場所づくりが大切だと指摘。その上で、「経験談を武勇伝として聞くのが嫌な患者もおり、患者との話し方は勉強しないといけない」と強調した。

 下京西部医師会の安田雄司会長は昨年末からがん患者同士が交流する会を始めたと紹介し、「ただ患者に寄り添い、患者にとって心地よい場所にしたい」と力を込めた。同協議会の前田留里副会長は「養成してきたピアサポーターをもっと知ってもらい、活用先を広げたい」と述べた。

【 2019年04月15日 09時31分 】

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