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尊王攘夷の志士眠る「十七烈士の墓」台風被害 京都、修繕費募る

昨秋の台風21号の倒木で石垣の一部が崩れるなどの被害に遭った「十七烈士の墓」(大山崎町・天王山)
昨秋の台風21号の倒木で石垣の一部が崩れるなどの被害に遭った「十七烈士の墓」(大山崎町・天王山)

 幕末の禁門の変(1864年)で敗走し、天王山で自決した志士たちをまつる「十七烈士の墓」が昨年9月の台風21号で損傷したのを受け、京都府大山崎町の住民らでつくる団体「天王山勤皇十七烈士顕彰会」は、修復費の寄付を募っている。29日には墓周辺の倒木を運び出すなど歴史遺産の復旧に努める。

 十七烈士の墓には、福岡・久留米にある水天宮の宮司だった真木和泉守ら尊王攘夷(じょうい)派の志士17人が眠る。同会は志士の功績や墓の歴史を後世に残そうと、10月に招魂祭を営み、墓の清掃や講演活動などにも取り組んでいる。

 昨秋の台風で墓周辺の木が大量に倒れた。慰霊碑は大きな被害を免れたが、墓の石柱は不安定な状態で、墓を囲む石の垣根も一部崩れた。同会は昨年、山への立ち入りが禁止されていたため墓参りもできなかった。墓石などの修復には約100万円かかるという。

 倒木の運搬作業は午前9時~午後3時。宝積寺に集合した後、天王山の墓周辺に積まれている、玉切りの倒木を腰掛けにしたり、近くの集積所へ移したりする。申し込みは25日まで。弁当は同会が用意する。同会事務局長の中田貞之さん(71)=同町大山崎=は「会の高齢化が進み、元気な人の力を貸してほしい」と話す。

 修復費の寄付は5月まで呼び掛ける。問い合わせは中田さん090(3940)1213。

【 2019年05月07日 12時34分 】

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