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光秀ブームの年、築城の周山城保全本格化 登山道など整備へ

周山城跡には各所に石垣が残っている(京都市右京区京北周山町)
周山城跡には各所に石垣が残っている(京都市右京区京北周山町)

 来年放送予定のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公・明智光秀が築城した周山城(京都市右京区京北)の保全と歴史的価値の周知を目指す「周山城址を守る会」は、このほど開いた総会で本年度の事業計画を決め、本格的な活動を開始した。

 周山城は城域が東西1・3キロ、南北0・7キロに及び、天守台を中心に尾根に60以上の城郭が連なる。安土城に匹敵する規模で織豊期の貴重な山城跡であることが市の調査で判明している。

 事業計画は、周山城の価値を多くの人に知ってもらうための講演会や城跡のある城山への登頂会の開催、登山道の整備、パネル展示の常設、パンフレットの制作などのほか、地元小中校や北桑田高、自治会、商工団体と連携しながら地域活性化に寄与する。

 5月24日には、周山城に詳しい大山崎町歴史資料館の福島克彦館長や大河ドラマの時代考証を担う研究者が保存会メンバーらと城跡を視察した。

 保存会の栗山元伸会長(63)は「ブームで大勢の人が来る問題にも行政の協力を得て対応し、貴重な遺産を地域の活性化に着実につなげられるよう丁寧な取り組みを展開したい」と話し、会員を募集している。会費は年千円。問い合わせは栗山会長090(5012)9497。

 同会は1995年に地元有志らが中心となって設立されたが、メンバーの高齢化などでここ数年は休眠状態だった。

【 2019年06月01日 10時00分 】

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  • 周山城跡には各所に石垣が残っている(京都市右京区京北周山町)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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