出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

ビールとカレー、相次ぎイベント 京都・伏見

京都市伏見区の中心部でビールとカレーのイベントが相次いで開かれる
京都市伏見区の中心部でビールとカレーのイベントが相次いで開かれる

 京都市伏見区の中心市街地で、南北に連なる竜馬通りと納屋町の両商店街が、食を切り口にした企画に力を入れている。今月はクラフトビールとカレーをテーマにしたイベントを開く。背景には加盟店の世代交代と歩を合わせ、飲食店が増加していることがある。

 竜馬通り商店街は9日、初の「クラフトビール大会」を開く。京の地ビール文化発信を目指すグループ「クラフトビール部」(中京区)と共同事業で、醸造施設を併設する同商店街のビアパブ「家守酒造」や伏見の「黄桜京都麦酒」など、府内の7社がブースを出す。

 通りにベンチを並べ、個性豊かなビールとともに、商店街や近隣の飲食店など16店がおつまみを販売する。同部は「お酒のまち伏見で地ビールも楽しんでもらえたら」と話す。

 一方、納屋町商店街が21日に催す「第3回カレーなるイベント」には、商店街の加盟店など約20店がブースを出店。カレーの名店だけでなく、ベーカリーやすし店、ラーメン屋などによる本業を生かしたオリジナルメニューも楽しめる。大小の机やいすを並べ、音楽ライブも行う。

 今回は「夏至(22日)にカレーを食べよう」と、一部の愛好家が呼びかけている「夏至カレー」がテーマ。小林満理事長は「カレーは万人受けするだけに、初回(昨年8月)からお客さんの反応がとてもいい。定番企画に育てたい」と手応えを感じている。

 両商店街では近年、趣向を凝らした食の催しに取り組むようになった。竜馬通りでは昨秋から、シャモとサバを使った創作メニューを競う「SHABA1(シャバワン)グランプリ」を年4回のペースで始めた。納屋町でも2、3年前から、通りにこたつを並べて酒と肴(さかな)を楽しんでもらったり、伏見の蔵元の酒蔵開きと連動した「春の酒まつり」を開いたりしている。

 いずれの商店街も、消費行動の変化や経営者の高齢化の影響を受け、近年、地元向けの小売店が数を減らしている。後継には飲食店が入るケースが多く、「グルメストリート」(竜馬通り・森一起理事長)としての顔を持ちつつあるという。

 納屋町の小林理事長は「商店街全体のイメージアップにつながり、食べ物以外の店にもいい影響が出るはず」と狙いを話す。森理事長も「催しを通じて注目を集め、自分たちの力で商店街を活性化させていきたい」と意気込みを語った。

【 2019年06月07日 11時36分 】

ニュース写真

  • 京都市伏見区の中心部でビールとカレーのイベントが相次いで開かれる
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース