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竜と梅の文様、紺地に色鮮やか 祇園祭・伯牙山ご神体の袴新調

復元新調された伯牙山ご神体の大口袴(右)=12日、京都市中京区
復元新調された伯牙山ご神体の大口袴(右)=12日、京都市中京区

 祇園祭の伯牙山(はくがやま)保存会(京都市下京区綾小路通新町西入ル)は12日、復元新調したご神体衣装の大口袴(はかま)「紺地雲龍梅文様金襴」を披露した。さまざまな色使いの竜と梅の文様が配され、紺地に金糸をふんだんにあしらった往時の輝きがよみがえった。前祭(さきまつり)の山鉾巡行(7月17日)で初めて使用される。

 現在の袴は江戸時代中、後期の作とされる。生地が破れたり退色したりするなど傷みが目立ち、2年ほど前から復元新調に向けて準備を進めてきた。ひだの内側など退色が比較的少ない部分から往時の色を推測。昨年6月から作業を始め、今年3月に紺と金のほか紫や茶など計14色を使った生地を織り上げた。

 図柄は1種類だが配色パターンが複数あるため、制作を担当した龍村美術織物では6枚の布地を織った後、前に4枚、後ろに2枚を使って縫製した。中京区でお披露目があり、白や緑の竜、紅梅や白梅が色鮮やかな袴を前に保存会の飯野稔理事長は「袴の新調は悲願で、当時の色も見事に再現されている」と喜んでいた。

【 2019年06月12日 23時00分 】

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