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京都スタジアム、交通量予測遅れ「対策とれない」地元で不満噴出

建設の進む府立京都スタジアム。渋滞への影響を調べる府の交通量予測の公表が遅れている(京都府亀岡市保津町から撮影)
建設の進む府立京都スタジアム。渋滞への影響を調べる府の交通量予測の公表が遅れている(京都府亀岡市保津町から撮影)

 年明けに亀岡市で府立京都スタジアムが開業するのを前に、京都府の交通量予測の公表が遅れており、開会中の亀岡市議会で批判が相次いでいる。Jリーグの試合で1万人規模の観客が想定され、渋滞による市民生活への影響が不安視されているためだ。市議から「早く示さないと改善策がとれない」と不満が噴出した。

 「昨年9月議会で聞いたら12月に示すと。12月議会では年明けだと。6月なのにまだ出ていない。市民に不安が募る」。14日の市議会一般質問で、保守系会派の議員が問いただした。13日にも別の保守系会派の議員が「開業まで半年余りだ。駐車場は確保できるのか。もっと必死になってほしい」と注文した。

 市側は「府から『慎重に検討している』と聞いている」などと苦しい答弁に終始した。

 スタジアムは約2万人を収容し、京都サンガFCの試合で、府は1万人の観客を想定。コンサートなどのイベントでも多くの来場者が予想される。だが、亀岡市内では京都市と結ぶ国道9号が慢性的に渋滞し、スタジアムは市中心部に隣接する。マイカー客の殺到で大渋滞や事故増加が懸念されている。

 府は当初、3月までに交通量予測を作成し、その後、JR山陰線の増便など渋滞抑制策を示す方針だったが、「マイカー来場者数の見込みを正確に調べるため時間がかかっている」と説明する。

 サンガが使用する「西京極陸上競技場」(京都市右京区)の実績から、「マイカー来場者は4割弱」で試算する予定だったが、京都市と環境が異なるため、計算方法を変更。工事見学会で京都スタジアムを訪れた約500人に交通手段をアンケートし、再試算している、という。府担当者は「関係機関と最終調整中で、速やかに公表したい」としている。

【 2019年06月15日 07時30分 】

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  • 建設の進む府立京都スタジアム。渋滞への影響を調べる府の交通量予測の公表が遅れている(京都府亀岡市保津町から撮影)
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