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弥生~古墳時代の木製農具が出土 亀岡余部遺跡

余部遺跡の水路跡から見つかった古墳時代の木製農具(京都府亀岡市)
余部遺跡の水路跡から見つかった古墳時代の木製農具(京都府亀岡市)

 京都府教委と亀岡市教委は22日、同市余部町の余部遺跡で、これまでの調査で不明だった200年近い期間の様相を考証する遺構や遺物が見つかったと発表した。複数の用水路跡から、弥生~古墳時代の木製農具を出土し、担当者は「丹波地域の生産活動を考える貴重な資料」とみる。

 同遺跡は縄文時代から中世にかけての複合遺跡。これまで弥生時代中期の建物跡や古墳時代後期の古墳などを確認している。

 国営農地の整備に伴い、府教委は5月から約1300平方メートルで調査。弥生時代後期から古墳時代前期にかけて作られたとみられる用水路跡3本や、中世の溝が見つかった。

 遺構からは20種類に及ぶ木製品が約40点出土。長さ約70センチの「曲柄又鍬(まがりえまたぐわ)」や田げたなどで、水路の掘削や周辺の耕作に使われたとされる。保存状態の良い農具がまとまって見つかることは口丹波地域でも珍しいという。

 一方、亀岡市教委の調査区では、自然流路から人工的に引いた水路跡で、地域一帯に流通していた丹波型の瓦器椀(がきわん)(中世)も完形で見つかった。

 26日午前10時から現地説明会を開く。問い合わせは府教委文化財保護課075(414)5903。

【 2019年08月23日 20時47分 】

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