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「ボツ作品の登場人物を主役にした」 「暗殺教室」松井氏が秘話

ものづくりについて対談する(右から)樂直入さん、松井優征さん、佐藤オオキさん=24日、京都市左京区・ロームシアター京都
ものづくりについて対談する(右から)樂直入さん、松井優征さん、佐藤オオキさん=24日、京都市左京区・ロームシアター京都

 陶芸家の樂直入(じきにゅう)さんと大ヒット作「暗殺教室」で知られる漫画家松井優征さん、世界的デザイナーの佐藤オオキさんがジャンルを超えて語り合う「超・異次元鼎談(ていだん)」が24日、京都市左京区のロームシアター京都で開かれた。

 来月開催される国際博物館会議(ICOM)京都大会を記念し、京都市内博物館施設連絡協議会や京都新聞などが主催。ボツや常識にまつわる3人の言葉に約700人が耳を澄ました。

 松井さんは、かつてボツにされた作品の登場人物を暗殺教室の主人公に据えて世に出したことを明かし、「漫画家にボツは付きものだが、漫画家の人生をめちゃくちゃにする。あってはならない」と冗談を交えて会場の笑いを誘った。

 樂さんは「僕もボツを大切にしている」と強調。茶わんの制作時に色が一部はげたのを機に、釉薬(ゆうやく)が飛ぶ理由を解明して作品にはげを取り込んだ経験を挙げて、「偶然性の中に刺激がある。ボツの中の命をどう引き出すか。ものをつくっている人間は世の中の常識を超えていく」と語った。

 佐藤さんは「アイデアは再現性がないと世に広まらない」とし、緻密なシミュレーションを行っていると説明。「僕は常識を緩やかにほぐしていくようにしている」と自らの心構えを披露した。

【 2019年08月24日 22時39分 】

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  • ものづくりについて対談する(右から)樂直入さん、松井優征さん、佐藤オオキさん=24日、京都市左京区・ロームシアター京都
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