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運転手失神、市バスが交差点に 京都、通行人ら連携で停車

 京都市バスの男性運転手(32)が9月に京都市北区で信号待ちの際に気を失い、バスが交差点に進入していたことが8日分かった。異常に気付いた通行人らがギアやブレーキを操作して停止させ、けが人はなかった。同様の事案は2015年にも発生しているため、市交通局は運転手の体調管理をあらためて徹底するという。

 市交通局によると、9月22日午前8時35分ごろ、立命館大近くで四条烏丸行きの55号系統に乗務中の運転手が、信号が赤から青に変わるころに意識を失った。オートマチック車のため運転手の足がブレーキから離れたことで乗客2人を乗せたまま約40メートル前進し、交差点内に入った。乗客と異常に気付いて飛び乗った通行人が連携して運転席のギアをニュートラルに入れ、駆け付けた後続の市バスの運転手がサイドブレーキをかけた。

 運転手は救急搬送され、意識を回復した。運転手は、業務前の健康チェックや年2回の健康診断で異常はなかったという。現在も意識を失った原因は不明で自宅療養中という。市交通局運輸課は「運転手の体調管理をしっかりと行い、再発防止を図りたい」としている。

 市バスでは15年3月にも上京区の千本中立売交差点で55系統の別の男性運転手がけいれんを起こして意識を失い、バスが千本通を20メートル進み、乗客がサイドブレーキで止めた事案があった。

【 2017年11月09日 06時00分 】

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