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コレクティブハウスで絆創出 京都府、モデル物件発掘へ

 京都府は2018年度から、入居者が交流できる共有スペースを設けた集合住宅「コレクティブハウス」の普及促進に力を入れる。台所やトイレを各部屋に備えることでプライバシーを守りながら共同生活を送ることができるという。核家族化が進む中、子育てや家事などを互いに支え合える人間関係を築き、新しい形で地域の絆を創出する。

 2月定例府議会に提出した18年度一般会計当初予算案に100万円を計上している。

 コレクティブハウスは、一つの部屋を分け合うシェアハウスとは違い、入居者がそれぞれの部屋を借りた上で、共有スペースで共同生活を送る仕組み。食事や掃除の当番など暮らしのルールを決めて役割を分担するとともに交流を深め、家事の負担軽減につなげる。府によると、全国では東京の不動産会社などが導入を進めているが、府内ではほぼ見当たらないという。

 府内でも普及させるため、府は有識者らで検討委員会を設置する。不動産会社と連携し、空きマンションの中からモデル物件を発掘する。コレクティブハウスの魅力を伝えるためのワークショップや入居希望者の交流会を開催する。

 総務省の住宅・土地統計調査によると、府内の共同住宅の空き家は2013年度に9万6500戸あり、過去10年で7千戸増えた。府こども総合対策課は「多世代が共に暮らし、助け合える場所にしたい。空き家対策にもつなげたい」としている。

【 2018年02月24日 20時00分 】

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