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避難生徒が癒やしの演奏 東日本大震災、京都で交流会

震災7年を前に、交流会でバイオリン演奏を披露する避難者たち(3日、京都市下京区・聞法会館)
震災7年を前に、交流会でバイオリン演奏を披露する避難者たち(3日、京都市下京区・聞法会館)

 東日本大震災に伴う京都府内への避難者が交流する催しが3日、京都市下京区の西本願寺聞法会館であった。避難した子らが習い事支援で練習したピアノやバイオリンの発表や、避難者への住宅や生活相談会があり、熱心に耳を傾けた。

 府や民間団体でつくる「府避難者支援プラットフォーム」の主催で、故郷を離れて暮らす62人が参加した。

 発表会では、市民グループ「京都ピアノとうたの音楽ひろば」の支援を受けたことのある小学生から大学院生までの避難者10人が演奏し、日ごろの練習の成果を披露した。

 福島県三春町から伏見区に避難する桃山中3年の水田亜美さん(15)はバイオリンを演奏し、「みんなしんどい思いをして京都に来ている。少しでも心のケアや癒やしになればうれしい」と話した。

 最後は、発表した子どもらの演奏で、会場にいる全員が復興支援ソング「花は咲く」を歌い上げた。

 会場では、京都府や福島県による住宅や就業、生活相談会もあった。京都府は昨年春から「入居から6年」で自主避難者への無償住宅提供を順次打ち切っており、年内に迫る打ち切りを相談する避難者もいた。

 福島県富岡町から宇治市に避難する自営業男性(38)は住宅支援やふるさとへの帰還状況の様子を福島県職員に尋ねた。男性は、原発事故で避難指示が一部解除された富岡町の避難者は住宅の無償供与が来年度末まで延長されたことを確認して安心したという。一方で、東電から毎月支払われる補償が今月末で終了するといい、「今の生活は無償住宅と補償で成り立っており、生活が崩れる不安がある」と語った。

【 2018年03月03日 23時00分 】

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