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安倍政権の不祥事影響の見方も 近江八幡市長選で現職大敗

初当選が確実となり、支持者たちから祝福される小西さん(15日午後8時48分、近江八幡市武佐町)
初当選が確実となり、支持者たちから祝福される小西さん(15日午後8時48分、近江八幡市武佐町)

 任期満了に伴う滋賀県近江八幡市長選は15日投開票され、無所属新人で元衆院議員の小西理氏(59)が3選を目指した無所属現職の冨士谷英正氏(71)=自民党、公明党、日本維新の会推薦=を大差で破って初当選した。

 2月に着工した新市庁舎建設の是非や、安土町と合併後の8年間の現市政に対する評価が争点となった。

 小西氏は、11カ所に分散していた行政機能を集約し、1カ所でサービスを受けられる工事契約額81億円の新庁舎建設計画を「豪華でぜいたく」と批判した。工事を中断し、業者との契約を破棄した上で、既存の施設も活用して50億円以下のコンパクトな庁舎に見直すと強調。限られた財源を子育てや教育など未来への投資に充てると約束し、支持の輪を広げた。

 旧近江八幡市時代を含めて3期務めた冨士谷氏に対する市民の受け止めや、森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざんや自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)の発覚など安倍政権の不祥事が選挙結果に影響したとの見方が出ている。

 冨士谷氏は、11年間に及ぶ庁舎建設計画の手続きの正当性を挙げて「首長が独断で中止するなら議会制民主主義の破壊だ」と市政の継続を訴えたが、及ばなかった。

 小西氏は、衆院議員だった実兄の死去に伴う2001年の衆院滋賀2区(当時)の補欠選挙に自民党公認で初当選。2期務めたが、郵政民営化関連法案に反対して離党届を出した後の05年衆院選で落選した。10年参院選、12年衆院選の滋賀4区にも無所属で挑み、敗れている。

 当日の有権者数は6万6163人。投票率は前回を6・31ポイント上回る49・97%だった。

【 2018年04月16日 08時27分 】

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