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電話相談「無言」が1割 「いたずらだけではない」

電話で悩みを聞く「こころんだいやる」の相談員(滋賀県庁内)
電話で悩みを聞く「こころんだいやる」の相談員(滋賀県庁内)

 子どもや保護者、青年らの悩みを聞く滋賀県の電話相談窓口「こころんだいやる」で、無言電話が目立っている。毎年、電話をかけても話さないで切るケースが相談件数全体の1割に上っている。ただ、運営する県子ども・子育て支援センターは「単なるいたずらだけではない」と指摘。話しやすい相談員を探していたり、相談をためらったりしているケースも多いと分析し、「無言でもいい。困ったことがあれば活用を」と呼び掛けている。

 こころんだいやるは、2001年に教育委員会や警察本部などの電話相談窓口を統合して業務を開始。子育てやいじめ、不登校、非行や進路、しつけなど幅広い悩みに相談員が耳を傾け、必要があれば専門機関を紹介するなどしている。

 16年度の相談件数は延べ5423件。件数は12年度の2777件と比べ増加傾向にあるが、同じ人から頻繁に相談があるケースも含み、実人数としては減少傾向にあるとみられている。

 ただ、無言電話が占める割合は16年度が15%、15年度が16%、14年度が12%と毎年1割程度で推移している。同センターは、相手が声を確認して切っている様子を感じるといい、「いたずら目的はそれほど多くなく、前に相談して話しやすかった相談員を探しているのではないか」と分析。相談を切り出せずに切っていることもあると推測し、「こちらも話しやすい応答を心がけたい」としている。

 一方、無言電話を除いた相談件数では母親からの相談が75%の3467件を占め、乳幼児の子育てに悩む保護者からの相談が増加傾向にあるという。同センターは「誰にも相談できず、孤立しているのを感じる。困ったことや気持ちを聞いてもらえる場として、気軽に活用してほしい」としている。

 こころんだいやるは、077(524)2030。年末年始を除く、午前9時~午後9時。

【 2018年04月21日 08時54分 】

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