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山岳遭難が過去最悪 滋賀県内、7割弱が中高年

ロープを使った下降訓練に取り組む山岳警備隊員ら(大津市真野2丁目・大津北署)
ロープを使った下降訓練に取り組む山岳警備隊員ら(大津市真野2丁目・大津北署)

 滋賀県内で昨年1年間の山岳遭難が、過去最悪の76件だったことが27日、滋賀県警への取材で分かった。京都・滋賀の登山者に人気が高い比良山系が4割超を占める。県警は「登山届の提出と、時間に余裕を持った計画的な山行を」と注意を呼びかけている。

 県警によると、昨年の山岳遭難件数は、過去最悪だった2016年を6件上回った。負傷者は108人、死者・行方不明者は5人だった。道迷いが最多の40件で、転倒が14件、滑落が11件と続く。遭難者の約7割は40代以上の中高年だった。山域別では、比良山系が32件、鈴鹿山系が14件となっている。

 今年も3月末までに、11件の遭難があり、死者・行方不明者は3人、負傷者は6人に上る。

 比良山系の大部分を管轄する大津北署では27日、「山岳警備隊」の署員20人が訓練を実施。登山者の指導、救助にあたる「レスキュー比良」の登山家2人とともに、同署の外壁でロープを使った下降訓練や、装備点検に取り組んだ。

 レスキュー比良の松下征文代表(73)は「昔取ったきねづかで、安易に登る中高年登山者が目立つ。県内の山は樹林帯で見通しが悪く、道に迷って下る途中、険しい谷に入り込んで滑落するケースが多い」と話している。

【 2018年04月28日 09時00分 】

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