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健康寿命、主客で評価一変 京都・滋賀、謙虚さ反映か

主観と客観で異なる健康寿命順位
主観と客観で異なる健康寿命順位

 全国的に平均寿命が伸び続ける中、何歳まで元気な人生を送れるかを示す「健康寿命」が重視されている。ただ、厚生労働省などが示す健康寿命には主に2種類あり、京滋ともに全国順位が一方は上位、もう一方は下位と矛盾した結果が出ている。「どっちが正しいの」と混乱を招くが、専門家はこの差にも長寿県になる秘密が隠されていると指摘する。

 平均寿命の全国順位は、京滋とも上位にある。しかし、国民生活基礎調査で「健康上の問題で日常生活に影響があるか」との問いに「ある」と答えた人を基に計算した「主観ベース」の健康寿命(2013年)では、滋賀が男性31位、女性39位、京都は男女とも45位。順位だけを見ると、健康後進県とも映る。

 しかし、健康の基準を「要介護2以上の認定を受けていない人」として計算した「客観ベース」の健康寿命(13年)も算出されている。そちらでは、京都の女性(41位)を除いて、京滋はいずれも上位になる。自立した生活を送れている人が他府県より多いのに、「自分は不健康だ」と思っている人が多いというわけだ。

 そんな矛盾を京都府は「県民性なのか。よく分からない」と首をひねるが、滋賀県は「関西地方では客観より主観が低い傾向がある」と地域性を指摘。「もうかりまっか」と聞かれれば、「ぼちぼちでんな」と答えるのがマナーとも言える関西人の謙虚さが影響しているとの見方もある。

 一方、逆に客観ベースは下位なのに、主観ベースの健康寿命が上位に入る県もある。滋賀医科大の三浦克之教授は「健康だと思っていると、逆に生活習慣に注意しなくなる可能性もあるのでは」と推測。漠然と健康に対して不安を抱えている方が、健康を気遣う生活を送ることにつながるということもありそうだ。

【 2018年05月16日 06時30分 】

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