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アレルギー配慮おいしいスイーツ 豆乳パティシエがレシピ本

「アレルギーの有無にかかわらず、みんながおいしくスイーツを楽しんでほしい」と話す鵜野さん(京都市左京区一乗寺・むしやしない)
「アレルギーの有無にかかわらず、みんながおいしくスイーツを楽しんでほしい」と話す鵜野さん(京都市左京区一乗寺・むしやしない)

 食物アレルギーがある人でも楽しめるスイーツのレシピ本を、京都で洋菓子店を営む女性パティシエが出版した。小麦粉、卵、乳製品を一切用いず、豆乳や米粉、おからなどを材料にした本格的な味わいのクレームブリュレやケーキなど12種類のレシピを収めた。「アレルギーの有無にかかわらず、みんながおいしくスイーツを楽しんでほしい」と話している。

 京都市左京区一乗寺で洋菓子店「むしやしない」を営む鵜野友紀子さん。国内唯一の「豆乳パティシエ」として、豆乳や大豆を使ったスイーツや食物アレルギーに対応したケーキを製造販売している。

 鵜野さんは8年半前、来店したお客さんから「アレルギーがある4歳の甥っ子に、ケーキを贈りたい」と相談を持ちかけられたことをきっかけに、アレルギーに対応したケーキ作りを始めた。通常のスポンジケーキでは小麦粉、卵、乳製品は欠かせない。しかし鵜野さんは、大豆や豆乳、バニラビーンズなど使用する素材を厳選することで、植物性の材料だけで風味豊かなケーキに仕上げる。

 収録したレシピは、出来るだけ手に入りやすい材料を用い、家庭用のオーブンや冷蔵庫など身近な調理器具で作れるよう工夫した。豆乳とバニラ、かぼちゃを使った基本のクリームをはじめ、米粉と抹茶のスポンジケーキ、卵を使わずに濃厚な味わいに仕上げたクレームブリュレまで、調理工程をシンプルにすることで、お菓子作り初心者でも気軽に作れる内容を心掛けた。

 鵜野さんは「アレルギー対応の洋菓子は『見た目が地味、味に深みがない』と思っている方も少なくないが、素材をしっかり選ぶことでおいしく楽しめる。いろいろな人に『バリアフリーなスイーツ』を楽しんでほしい」と話している。

 アレルギー対応のスイーツのレシピ集「小麦粉・卵・乳製品を使わないのにめちゃめちゃおいしい12のお菓子」は、ユニオン・エー刊。12種類のスイーツの写真を使ったポストカード付きで1080円。むしやしないホームページ、左京区浄土寺のホホホ座などで購入できる。

 また、レシピ集の出版を記念した試食パーティーを7月1日午後1時半から、中京区の京都ホテルオークラで開催する。参加費は、レシピ集とドリンク・菓子付きで6500円(中学生以下はドリンク・菓子のみ1200円)。試食パーティーの参加申し込みは6月30日午後7時半までに、むしやしない075(723)8364、またはメール648shop@648471.comまで。

【 2018年06月28日 15時20分 】

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