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「竜巻」最大瞬間風速65mか 近畿で過去最強クラス

竜巻とみられる突風で被災した家屋の場所
竜巻とみられる突風で被災した家屋の場所

 滋賀県米原市で29日に発生した竜巻とみられる突風について、彦根地方気象台は30日、竜巻などの強さの尺度「日本版改良藤田(JEF)スケール」で6段階中、強い方から4番目のJEF2に該当すると発表した。京滋でJEF2を観測したのは、記録が残る1961年以降で初めて。また、家屋などの被害は85棟から140棟に増えたことが明らかになった。

 同気象台によると、29日と30日に職員延べ11人で現地調査をした。木造家屋の屋根を支える骨組みが飛散していたことから、JEF2と判断した。近畿地方でのJEF2は、2006年に和歌山県串本町でJEF1~2とみられる竜巻が発生して以来2回目で、過去最強クラスとなる。

 竜巻とみられる突風は米原市内を南から北に向かって移動したとみられるという。最大瞬間風速は約65メートルに達したと推定され、大型車が横転したりコンクリート電柱が倒れたりする強さ。京滋各地の観測史上最大の瞬間風速は、これまで京都市42・1メートル、彦根市42・5メートル、舞鶴市51・9メートルなどで、今回は大きく上回ったとみられる。

 米原市災害対策本部によると、被害家屋は同市北方、夫馬、朝日など140棟で、29日時点の85棟から大幅に増えた。南北約3・7キロ、東西約300メートルにわたって発生していた。

 被災地では30日、がれきの撤去作業が本格的に始まり、市は被災住民からの相談やり災関係書類の発行にあたった。また、日本赤十字社滋賀県支部の医師や看護師ら5人が現地で住民の健康状態などを調べた。

 竜巻とみられる突風は、29日午後1時40分ごろに発生し、同市で男女8人が軽傷を負った。

【 2018年06月30日 23時03分 】

ニュース写真

  • 竜巻とみられる突風で被災した家屋の場所
  • がれきをトラックの荷台に積み込む住民たち(30日午前9時10分、米原市朝日)
  • 過去の京都・滋賀の竜巻
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