出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

大雨で増水の川にシカ取り残される 京都、自力で泳いで脱出

濁流の中を泳ぐシカ(7月5日午後1時ごろ、京都市左京区・高野川)
濁流の中を泳ぐシカ(7月5日午後1時ごろ、京都市左京区・高野川)

 5日午前10時半ごろ、大雨で増水した高野川(京都市左京区)にシカ1頭が取り残されているのが見つかった。近所の住民や駆け付けた左京区役所の職員らが見守る中、シカは自力で濁流を泳いで岸にたどり着き、河川敷の茂みの中へ歩き去った。

 シカが取り残されていたのは、高野川にかかる馬橋の上流約100メートル地点の右岸。体長約1・2メートルほどで、若いシカとみられる。濁流を避けるように川岸に身を寄せ、時折生えている草を食べたり、付近を歩き回っていた。

 雨は降り続き、次第に川の水量も増していく中、午後1時過ぎ、シカは突然濁流の中へ身を投じた。激しい流れに押されたシカは約100メートル流されながらも川岸まで泳ぎ切り、上陸した。

 シカはその後しばらく河川敷の茂みに身を潜めていたが、何かに驚いたのか、突然走り出して再び川の中へ。濁流から顔を出して反対側の高野川右岸まで泳ぎ、河川敷を駆け上がると、そのまま歩き去った。

 京都市動物園の坂本英房副園長は「シカは泳ぐのが得意。それでも、この濁流をよく泳ぎ切った。頑張ったな、と思います」と話している。

【 2018年07月05日 15時18分 】

ニュース写真

  • 濁流の中を泳ぐシカ(7月5日午後1時ごろ、京都市左京区・高野川)
  • 大雨で増水した川に取り残されたシカ(7月5日午前11時ごろ、京都市左京区・高野川)
  • 濁流を泳ぎ切り、河川敷に立つシカ(7月5日午後1時15分ごろ、京都市左京区・高野川)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース