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ドーンという音、土砂が集落襲う 京都北部、倒壊現場で捜索続く

男性が行方不明になった民家で活動に当たる消防や警察の関係者ら(7日午前10時30分、舞鶴市城屋)
男性が行方不明になった民家で活動に当たる消防や警察の関係者ら(7日午前10時30分、舞鶴市城屋)

 降りしきる雨の中、不安な一夜を明かした山あいの集落を、突然、土砂が襲いかかった。

 7日、京都府綾部市上杉町の民家2軒が倒壊した現場。屋根から崩れ落ちた家屋から泥水が流れ出し、激しく降る雨音が救助隊の声をかき消す。「どうか無事でいて…」。祈る思いで住民が避難する中、行方不明となった3人の懸命な捜索活動が続いた。

 「誰かいますか」。土砂が押し寄せた民家の窓ガラスを、駆けつけた消防隊員がたたきながら安否を確認する。現場は、両側に山が迫る谷筋に、民家が並ぶ集落。川沿いに延びる道路を、倒壊した家屋がふさいでいる。隣接するもう一軒の離れの建物にも土砂が流入していた。

 市消防本部と綾部署による捜索は午前5時ごろから始まり、同8時半には自衛隊も応援に駆けつけた。計約50人が、家屋に押し寄せた土砂をかき出し、建具を運び出す。時折、強まる雨脚に、二次被害の恐れから、作業の中断を余儀なくされていた。

 現場の近くに住む自治会長の川端国夫さん(70)は「午前4時20分ごろ、今までに聞いたことのないドーンという音を聞いた。外に出ると、家の前の道が川になって、家が倒れていた」と話した。

 一方、舞鶴市城屋で男性が山崩れに巻き込まれた現場では、大雨が降り続く中、大勢の警察や消防、海上自衛隊員が集まり、懸命の捜索が行われた。近隣住民は、男性が行方不明になった家の前で、作業の様子を心配そうに見つめた。作業にあたった消防隊員は「自分たちで何とか見つけてあげたい」と話した。

【 2018年07月07日 19時00分 】

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