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京都府の児童虐待3379件、2年連続過去最多 17年度まとめ

京都府内の児童虐待相談・通告件数の推移
京都府内の児童虐待相談・通告件数の推移

 京都府と京都市は20日、府内の2017年度の児童虐待相談・通告件数を発表した。府内の合計件数は前年度比10・9%増の3379件(京都市1716件)に上り、2年連続で過去最多となった。12年度の1889件から5年間で2倍近くに増えた。府は「軽度の事案でも早期に通告する意識が高まり、児童相談所につながる全国共通のダイヤル『189』など態勢の整備も進んでいるため」としている。

■軽度でも通告、意識高まり

 虐待の種別は、心理的虐待1574件(京都市638件)、身体的虐待780件(同437件)、育児放棄などのネグレクト613件(同245件)、性的虐待24件(同8件)。性的虐待を除き、全種別で前年度より増えた。

 近年は心理的虐待が目立ち、子どもの前で配偶者に対して行う家庭内暴力(面前DV)が増えた。警察庁が全国の警察本部に通告範囲を広くとらえるように通達を出した影響とみられる。

 被虐待児の年齢別は、未就学児が1273件(京都市565件)で全体の4割を超えた。小学生989件(同441件)、中学生436件(同191件)、高校生ら18歳までが293件(同131件)だった。

 虐待者は、実母が1434件(同585件)で最多だったが、実父も面前DVの通告が増えたため、前年度比2割増の1343件(同654件)となった。

 府と京都市の児童相談所が受理した相談・通告の状況をまとめた。虐待の種別や年齢別などは府と京都市で発表基準が異なり、府は受理した全1663件を対象にしているが、京都市は受理したうち虐待と認定した1328件を分析している。

【 2018年07月21日 12時11分 】

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