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千本釈迦堂など国宝被害相次ぐ 台風21号通過の京都

約100メートルにわたってなぎ倒された二条城の塀(5日午前11時5分、京都市中京区)
約100メートルにわたってなぎ倒された二条城の塀(5日午前11時5分、京都市中京区)

 台風21号の通過から一夜明け、京都、滋賀では文化財の被害が拡大した。府内では北野天満宮(京都市上京区)や千本釈迦堂(同)などで国宝も含め建造物の損壊や倒木が相次ぎ、拝観停止に踏み切る寺社もあった。

 府教育委員会文化財保護課によると、5日までに府内では国と府の指定・登録文化財で57件の被害を確認。国宝は北野天満宮本殿、千本釈迦堂本堂、二条城二の丸御殿(中京区)、仁和寺金堂(右京区)の4件で屋根などが破損した。北野天満宮の神原孝至禰宜(ねぎ)は「倒木も多く、室戸台風後の境内の古写真を見たことがあるが、その時と似ている。約30年勤めているが、このような大規模被害は初めてだ」と話す。

 二条城は二の丸御殿の屋根瓦が落下し、飾り金具も脱落。前日に続いて5日も閉城した。6日から二の丸御殿と障壁画展示収蔵館で観覧を再開する一方、本丸御殿と二の丸庭園は当面休止にする。妙心寺(右京区)も5日、重要文化財の法堂(はっとう)で扉が外れ、有料拝観を停止して対応に当たった。

【 2018年09月05日 23時20分 】

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