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中高年の引きこもりと高齢の親どう支援 京都で連絡会

「8050問題」について話し合う民間団体の関係者ら(京都市上京区のホテル)
「8050問題」について話し合う民間団体の関係者ら(京都市上京区のホテル)

 中高年の引きこもりの人とその高齢の親をめぐる「8050問題」について、京都府内を中心とする民間支援団体などの関係者が連携してより良い支援を進めるための連絡会を立ち上げ、6日、京都市上京区のホテルで初会合を開いた。

 近年、引きこもりが長期化・高齢化し、親の収入が途絶えたり、病気や介護がのしかかって困窮するケースが顕在化し始め、「80代の親と50代の子」を意味する「8050問題」と呼ばれる。府が昨年度行った実態調査でも、引きこもりと把握した1134人のうち、40歳以上の中高年が33・2%を占めた。

 「声を上げられず埋もれている家族は多いはず。支援にかかわる人たちが情報交換する機会が必要」と、40~50代の引きこもりの子を持つ家族を支援する「市民の会エスポワール」(東山区)が連絡会の開催を呼び掛けた。

 初会合には同会のほか府北部、南部、乙訓地域でそれぞれ活動するNPO法人の担当者や山梨県や香川県の家族会のメンバーら約30人が参加した。「府北部では40歳以上の相談件数が少ない。支援に関する情報発信が足りないからでは」「引きこもり支援に特化した制度が必要。総合的な窓口がほしい」といった意見が上がり、今後、連絡会に行政担当者の参加を求めることや、必要な支援をまとめて要望するなどの方向性を確認した。

【 2018年09月06日 22時45分 】

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