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「ひこにゃん基金」で災害復旧へ 彦根市が3千万円取り崩し

バレンタインデーのプレゼントを前に喜ぶひこにゃん(2018年2月、彦根市役所)
バレンタインデーのプレゼントを前に喜ぶひこにゃん(2018年2月、彦根市役所)

 滋賀県彦根市は台風21号災害の復旧財源として、市のキャラクター「ひこにゃん」の商標使用許諾料の一部を積み立てた災害対策基金を取り崩し、3000万円を充てることを明らかにした。12日開かれた市議会本会議で答弁した。

 同基金は、東日本大震災を契機に2011年5月に設置。業者が、お土産やキャラクターグッズなどにひこにゃんの商標を使用する際、売り上げの3%を市に納めることになっており、うち1%を基金として毎年、積み立てている。基金の取り崩しは熊本、鳥取で地震が相次いだ16年に次いで2度目で、市によると17年度末で3167万8981円あったという。

 台風21号では、国宝彦根城の天守や重要文化財の櫓(やぐら)などのしっくい壁がはがれ落ちたり、市内の農業用ビニールハウス258棟が被災したりするなど、全域に大きな被害をもたらした。

 市は公共施設などの早期復旧のため、本年度一般会計補正予算案1億1600万円を12日の市議会本会議に提案。うち3000万円を同基金から取り崩す。残高は161万8981円となるが、市は「基金の趣旨にそったものとして活用させていただく。また積み立てるよう努める」と答弁した。

【 2018年09月12日 23時00分 】

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