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付き合っていれば当然? 「性的同意」テーマに冊子

「男女とも被害者にも加害者にもなり得る。パートナーとよく話し合ってほしい」と話す高島さん(左)と大阪大4年の中西高大さん(京都市中京区・ウィングス京都)
「男女とも被害者にも加害者にもなり得る。パートナーとよく話し合ってほしい」と話す高島さん(左)と大阪大4年の中西高大さん(京都市中京区・ウィングス京都)

 「付き合っていれば性行為は当たり前」「家に泊まるのは性行為をしてもいいサイン」-。10項目あるチェックシートのうち、一つでも当てはまれば、性暴力につながる可能性がある。京都市男女共同参画推進協会は8月、性被害者にも加害者にもならないために、「性的同意」をテーマにしたハンドブックを大学生と一緒に作成した。

 性暴力被害に遭う若者が多いことを受け、同協会が大学生から解決策について意見を聞いた。職員の知人の京都大生高島菜芭(なは)さん(22)を中心に大学生5人が話し合ったところ、性にまつわる話がタブー視され、パートナー間でも意思確認を十分にしていない現状が浮かび上がった。

 大学生30人にアンケートを取り、思い込みや決めつけが多かった項目をチェックリストに入れるなど構成を考えた。また、海外での性教育や、専門家から具体的に性的同意の取り方と断り方を聞くなど実践的な内容を盛り込んだ。

 高島さんは「そもそも同意を取らなければいけなかったのかと驚かれたりする。チェックリストを見て、当事者意識を持ってほしい」と話す。

 同協会の今井まゆり事業企画課長は「大学生だけでなく、広く手にとってもらいたい。合コンで酔った相手を強引に連れだそうとする場に立ち会ったら『それっておかしいんじゃない』と介入できる人になってほしい」と語った。

 ジェンダーハンドブック「性的同意」はウィングス京都などで配布。同協会のHPでも公開している。

【 2018年09月23日 08時54分 】

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