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映像に「この程度が虐待か」 放課後デイ、京都市告発検討

 京都市は28日、障害児が通う山科区の放課後等デイサービス事業所で今年4月、40代の女性職員が小学生の頭を平手で1回殴る虐待行為があったことを公表した。運営会社「プレイズコンフォート」(福井市)が京都市内で営む全4事業所では、市などの給付金の不正受給も判明し、市は同日、児童福祉法に基づき4事業所の指定を10月31日に取り消すことを同社に通知した。市は虐待と不正受給に関し、京都府警への刑事告発も検討する。

 放課後等デイサービスは2012年度に制度化された。市内での指定取り消しは、給付金14万円を不正受給した伏見区の事業所が15年に受けて以来2例目。

 同社は15~17年、「くるみの森」の名称で山科区の3カ所と左京区の1カ所で同事業所の指定を受けた。市によると、虐待があったのは「くるみの森 山科3号店」(山科区勧修寺)。

 市の特別監査に対し女性職員は否定したが、関係者提供の動画に虐待の様子が映っており、複数の職員も証言したため虐待行為と認定した。映像を見た同社幹部らは「この程度が虐待ですか」と述べたという。

 不正受給したのは、支援計画を作る児童発達支援管理責任者の配置で得られる給付金1040万円。同社は16年6月~18年3月、4事業所の同責任者が退職後も給付金を請求し続けたという。市は不正行為への加算金を含む1456万円の返還を求めている。

 4事業所には約60人が通所しており、指定取り消しまでに他施設での受け入れを調整するよう同社を指導した。

【 2018年09月29日 20時50分 】

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