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台風24号、浸水被害相次ぐ 京都府北部、2棟が全壊

裏山の土砂が崩れ倒壊した民家の離れ(1日午前9時50分、福知山市三和町大身)
裏山の土砂が崩れ倒壊した民家の離れ(1日午前9時50分、福知山市三和町大身)

 大型で強い台風24号の通過で府北部の各地でも家屋の損壊や浸水など1日までに被害が相次いだ。福知山市では大江町南有路の男性(79)が近くの由良川で死亡しているのが見つかった。

 京丹後市は浸水被害が床上3棟、床下100棟。同市丹後町・袖志地区では中川が岩や土砂で埋まり、あふれ出た濁水が地区の道路に流入し床上1棟、床下16棟が浸水した。住民らは早朝から総出で川を埋めた大小の岩や石、民家に流入した土砂の撤去作業をした。

 浸水被害に遭った男性(69)は「夜中にのぞくと1階の窓の下20センチまで水が迫っていた。川が岩で埋まるのは初めてだ」と話した。同町の久僧地区でも吉野川が氾濫、床上2棟、床下19棟の被害があった。

 ほかの浸水被害は福知山市で床上1棟、床下3棟、宮津市で床上1棟、床下47棟、与謝野町で床下4棟、伊根町で床上1棟、床下22棟に上った。

 建物被害は、福知山市三和町大身と上天津で計2棟の民家が全壊。京丹後市弥栄町野中の民家に土砂が流入したほか、網野町の網野北小の窓ガラス1枚が割れるなど3件が被害。舞鶴市では9月の台風21号に続き、国の重要文化財・行永家住宅(同市小倉)の米蔵と新蔵の壁のしっくいの一部が剝がれた。

 鉄道関係では、JR西日本福知山支社管内で1日朝から昼ごろにかけ各線で順次運転を再開したが、特急37本、普通列車136本が運休し約2万人に影響が出た。京都丹後鉄道は一部列車を除き順次運転を再開。宮舞線(宮津-西舞鶴間)の宮津市波路で線路脇ののり面が流出し宮津-栗田間でバスによる代替輸送をした。2日以降もバス輸送を続け、再開は5日の見込み。

 道路は国道173号の三和町大原-京丹波町間の約1キロが土砂崩れの恐れから通行止め。2日にも調査をして規制解除を判断する。

 学校の休校は7市町で公立小中学校13校が休校、84校が授業開始を遅らせた。公私立高校は8校が休校、10校(分校含む)が授業を遅らせた。

 避難者数は最大で福知山市が239世帯339人、綾部市が81世帯114人、舞鶴市が129世帯172人、宮津市が54世帯82人、京丹後市が33世帯37人、与謝野町が21世帯29人、伊根町が14世帯14人だった。

【 2018年10月02日 12時34分 】

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